2014年11月08日

『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』今回の事件のカギ 青い瞳

アーサー・コナン・ドイルが生んだ名探偵シャーロック・ホームズは何度も映像化されてきたが、本作品は“もしも現代のニューヨークにホームズが現われたら”、しかも“有名な相棒ワトソンが女性だったら”という大胆なアイデアでアレンジ。昨年9月から「CSI:科学捜査班」と同じ全米CBSネットワークで大ヒットの犯罪ミステリーが日本初上陸。

ロンドン警視庁(スコットランドヤード)の顧問だったホームズ(『トレインスポッティング』のジョニー・リー・ミラー。アンジェリーナ・ジョリーの元夫)だが、ある理由から米国に移住。ニューヨーク市警の顧問として、“付き添い”のジョーン・ワトソン(ルーシー・リュー)を相棒に凶悪事件の捜査に協力。同時に、6週間限定の共同生活が始まる。鋭い観察眼と天才的な推理力を発揮し、難事件を解決に導いていく……。
斬新な名探偵コンビ像をスピーディかつスリリングに描いた痛快編だ。全米では今秋第2シーズンに突入する話題作だ。

名推理を誇るスコットランドヤードの顧問ホームズだが薬物依存症になり、資産家の父親によって米国のリハビリ施設に送られる。施設を出たホームズはニューヨークにある父親の家で、女性の“付き添い”ジョーン・ワトソンと、6週間限定で同居しつつ生活することに。ホームズはニューヨーク市警の知人グレッグソン警部(『レジェンド・オブ・フォール 果てしなき想い』のエレメンタリー DVD)の捜査を手伝うと宣言。突飛な行動が多いホームズにワトソンは手を焼かされるが、ホームズは本物の名探偵。精神科医の妻が自宅から消えた事件、一見するとある男性が強盗に襲われて殺されたかに見えた事件、“風船男”と呼ばれる犯人による連続児童誘拐殺人事件などの真相究明に挑む。

“青い瞳”。これが今回の事件の鍵だ。

1999年に起きた事件と同じ手口で行われた殺人事件。当時逮捕されたクルーズは服役中。服役前、読み書きができなかったはずの彼は、小説を読んで内容を引用できるまでになっていた。調べてみると、ボランティア団体から読み書きを教わっていたことがわかる。その団体名を見てホームズは気づいた。ある女性と一緒にいたと主張していたクルーズのアリバイを確かめるために彼女を訪ねに行った際、息子のショーンがその団体のシャツを着ていたのだ。ふつう黒い瞳が多いヒスパニックの彼の瞳が青かったことから、ホームズは彼の父親が青い瞳を持つクルーズだと気づく。ショーンは母の日記からその事実を知り、クルーズに読み書きを教えていたのだ。そして父親であるクルーズにそそのかされ、真犯人が別にいるという偽装工作のために殺人を行っていた。ホームズに見抜かれ、ショーンは自供。クルーズも共同謀議の罪となった。




Posted by 菅井 尚則 at 11:58│Comments(0)
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